プレマルのエロゲレビューブログ

美少女ゲームの紹介、感想など。ネタバレには配慮してます。

「AIR」のレビュー※ネタバレなし

あらすじ
―――――――――――――――
青年は旅のひと。
彼の道連れは二つ。
手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つものに課せられた、はるか遠い約束。

夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちの出会い。

夏はどこまでも続いていてゆく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
――――――――――――――

 

 

《ゲーム紹介》

さて、今回はKeyから2000年に発売された美少女ゲームAIRのレビューをしていきます。

 

泣きゲーの金字塔とも言える本作。

主題歌の「鳥の詩」はひょっとしたら日本で一番有名なエロゲソングかもしれません。

 

私がエロゲを知るきっかけともなった作品なので、この記事を見て興味を持っていただけたら幸いです。

 

 

www.youtube.com

 

 

《製作スタッフ》

クリエイターの情報

原画 樋上いたる
シナリオ 麻枝准 , イシカワタカシ
音楽 麻枝准折戸伸治(がんま)戸越まごめ
声優 緑川光(国崎 往人) , 川上とも子(神尾 観鈴) , 柚木涼香(遠野 美凪) , 岡本麻見(霧島 佳乃)
田村ゆかり(みちる) , 久川綾(神尾 晴子) , 冬馬由美(霧島 聖)
その他 魁(雲龍寺魁、まにゃ)(シナリオアシスタンス) , 丘野塔也(天雲玄樹)(シナリオアシスタンス)涼元悠一(シナリオアシスタンス) , 藤井知貴(シナリオアシスタンス)

ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

 

 

《評価と点数》

 

 

 

 

 

《感想》

まず、結論から言いますと、決壊したダムのごとく泣きました。

これほどまでに泣けるゲームは、おそらく人生で出会うことがないと思うほど泣きましたね。

とはいえ、ジャンルとしては死生観なので、合わない人は合わないかもしれません。

 

本作はキャラクターの個性もかなり強いので、本作をプレイしていく中で登場キャラクター達との反りが合わず、淡々と読んでいるだけだと衝撃の度合いは少ないと思います。

逆を言えば、登場人物たちに魅力を感じれば感じるほど、没入感は大きくなり、クライマックスでの衝撃は大きなものになります。

 

そうやって、登場人物たちの一挙手一投足に泣き笑いし、どんどん愛着が湧いた結果、とんでもない衝撃を受けたのが私です。

こんな作品があっていいのかと天を仰いだほどです。

 

どこかにありそうな田舎町の夏を描いた序盤。

遥か遠いいつかの夏を描いた中盤。

そして、過去と現在の夏を繋ぎ、まだ見ぬ新しい夏へと導く終盤。

お見事としか言いようがありませんでした!!

 

 

これは、ひとりの少女が宿命に立ち向かう話です。

 

小さな背中には不釣り合いな大きすぎる宿命。

その重さをしっかりと双肩で受け、終点へと向かう。

それをユーザーは傍観することしか出来ない歯がゆさ。

そして、迎えるただひとつの結末――。

 

美しくも儚いおとぎ話を、最高の音楽と美麗な作画が支えている。

そんな作品です。

正義感が強い方や、男は女を守ってなんぼだ!!みたいな思考の方はかなりハマると思います。

ちなみに、主人公が旅人ということもあり、いわゆる学園モノとは違います。(ヒロインたちは学生なので制服の描写はあり)

 

また、京都アニメーションでアニメ化もされており、そのアニメ版も素晴らしい出来なのですが、原作でしか味わえない描写もあるので、原作未プレイの方はぜひやってみてください!

 

 

劇場版AIRなんてものはない。

 

AIR - Switch

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