プレマルブログ

美少女ゲームの紹介、感想など。ネタバレには配慮してます。

「ママとの甘い性活2」のレビュー

ストーリー
―――――――――――――――――
僕のママは2年間入院の末、僕が10歳の時病気で亡くなった。
パパは数年前から新築マンションの現場管理を担当する事になってあまり家には帰ってこれない。

ある日まだ僕が幼い為パパは新しいお母さんを連れて帰ってきた。
その人は僕と10歳も離れていないからその人の事を「ママ」とは呼べず「香織さん」と呼んでる。
ちょっとドジでおちょこちょいなこの人は楽天家で悪戯好きな僕にとって親戚のお姉さんみたい。
香織さんは「ママ」って呼んで欲しいらしくいつも一生懸命に色々してくれるんだけど…。

いつもの様にパパは留守で、二人でTVを観ていると、催●術の特番が始まり芸能人が催●術を掛けられていた。
二人はお互いに催●術を掛けてみたくなって実践してみることに…
催●術を使ってHな悪戯を始めた事から、今まで感じた事のない感情が芽生え始める主人公。

香織さんはママなのか?一人の女性なのか?
優しいお姉さん香織の手解きを受け童貞を棄てマザコンを卒業出来るのか?
普通の親子の様な信頼関係を築く事が出来るのか?
催●術を巧みに使いパパが留守中に二人の関係を構築するエロコメディ。
―――――――――――――――――

 

《ゲーム紹介》

コンプリーツから2017年に発売された核爆弾『ママとの甘い性活2』を今回はご紹介します(白目)

 

本作は2017年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(通称"KOTYe")で大賞を受賞した伝説の作品です。ほら、見てくださいこのグラフィック。

すごいだろ?これで2017年の作品なんだぜ。

 

ちなみに2017年というと、『金色ラブリッチェ』が発売されたのと同じ年です。

わけがわからないよ。

 

 

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価。

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・ツッコミどころしかない作画

・まさかの攻略可能ヒロイン2人

・2017年KOTYe覇者は伊達じゃない

 

《総評》

一部界隈では、略称である"ママ2"を改変して"魔魔Ⅱ"とも呼ばれている本作。

またの名を、見えている地雷。

 

私はこのゲームをプレイする際に、自分ルールを設定しました。

それは、プレイ中に絶対笑わないこと。です。

どんなやばいイベントCGが出てきても耐えてみせる!みたいな。そんな罰ゲーム感覚で楽しむことにしたんです。

 

そんな変なテンションになりながらゲームをインストール。

デスクトップに生成されたアイコンからは、隠しきれない強者のオーラが漂ってました。

 

 

期待と不安が入り混じりながら、麦茶を口に含み、俺は笑わないぞ!と3回胸の内で唱えてからゲームを起動。

すると、少し艶がありつつもまだ若さの残る声で”コンプリーツ”と聞こえてきました。

ふーん、ブランド名を読み上げるくらいはするのか。と冷静な私。

なぜここで、この後の展開を予想しなかったのかが悔やまれます。

ブランドロゴ→よくある注意書きという具合に画面が切り替わります。

そして、タイトル画面が表示されたとき・・・・・・

 

やけに軽快なBGMとともに、ママとの甘い性活2⤴⤴という元気な声が聞こえてきました。無理でした。噴き出しました。

 

今思えば、ここがこのゲーム最大の見せ場だったのかもしれません。

あとはもう消化試合です。だって、本編は1時間くらいで終わります。

逆を言えばそれだけ短いからこそクリアできたわけで、これが5時間とかあったら投げ出していたことでしょう。そこを加味して35点という点数です。

 

ゲームの内容は、義母に催眠術かけてえっちぃことするぞぉ!!って感じですね。一応父親から母親を寝取るみたいな側面もあるの・・・かな?(判断不能

ちなみに、催眠術を教えてくれる若い女性の先生がいるんですが、その先生のルートもあります。攻略ヒロイン増やすくらいなら作画どうにかしてくれ。

 

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我こそはという勇者の方がいましたら、是非戦いを挑んでみてください!!

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「秋桜の空に」のレビュー

どれだけ仲良くなろうとも、きっといつかは・・・

あらすじ
―――――――――――――――――
新沢靖臣は奈々坂学園の2年生。
自称「運動にスポーツに青春を燃やす心優しいナイスガイ」

事情があって両親と会離れ、かつて祖父の家だった家で一人暮らしをしている。

ひとつ上の幼馴染である「桜橋涼香」や愉快なクラスメートたち、彼を慕うかわいい後輩などに囲まれて楽しい学園生活を送っている。

しかし、靖臣はとある理由から誰かと深く結びつくことを躊躇していた。

文化祭が目前に迫ったある日。
靖臣に変化が訪れるーー。
―――――――――――――――――

 

《ゲーム紹介》

今回は隠れた名作秋桜の空にをご紹介します。

ライトノベル作家としても活躍されている竹井10日氏が手掛けた本作は、主人公とヒロインがお互いに癒し合うことをテーマにストーリーが構成されており、シンプルでありながらもダイナミックでわかりやすい笑いと感動をユーザーに与えてくれます。

 

残念ながら発売が2001年と古いゲームの為かキャラクターボイスはついてません。

しかし、後日発売されたドラマCDは豪華声優(例:緑川光桑島法子川上とも子・・・etc.)を起用しているので、本編をクリアして楽しかったと思えた方は、ドラマCDにも手を出すといいかもしれませんね。

 

また、Windows10で動作させるには有志が作った「C.H.A.O.S.」という互換プログラムが必要なのでお忘れなく。(下記リンク参照)

☆ Manuke Station : C.H.A.O.S.

 

 

《登場キャラクター紹介》  

 

 

新沢 靖臣(にいざわ やすおみ)
 本作品の主人公。奈々坂学園2-B。
 常に突飛な言動・思考をするトラブルメーカーで「何をしでかすか分からない奈々坂学園伝説の学徒」と呼ばれている。
 得意技は幼児風うそ泣きで涼香にダダ甘えること。自分の身を守るためなら、人前でも平気で甘えられる。
とある事情から現在は一人暮らしをしている。

©Marron
桜橋 涼香(さくらばし すずか)
 奈々坂学園3-A。家は靖臣の家の隣で、靖臣からは「すずねえ」と呼ばれている幼馴染。
とにかく靖臣を甘やかし、靖臣が呼べば当然、それどころか靖臣が来てほしいと念じれば駆けつけてくる。
 「だぞっっっっっ!」など「っ」をやたら溜めてしゃべり、「くすくす」という笑い方をし、機嫌がいいと謎の歌を歌う。怒らせると「お姉ちゃんパンチ」が飛んでくる。
※後年へ続く姉萌え」の先駆的存在である。このため、本作を「姉ゲーの源流」とみなす向きもある。

 

©Marron
佐久間 晴姫(さくま はるひ)
 奈々坂学園2-Dで、靖臣とは同学年だが別のクラス。
3人しかいない女子水泳部の部長。靖臣からは「はるぴー」と呼ばれているが、そう呼んだり胸がつるぺたであることを指摘したりすると即座に怒り、「絶対殺す」の口癖とともに膝蹴りをかましてくる。
 海外留学に行った顧問の門脇先生の代わりに女子水泳部のコーチを引き受けた靖臣を、ある理由で毛嫌いしている。

©Marron
楠 若菜(くすのき わかな)

 奈々坂学園2-B。靖臣とは1年の時からのクラスメイトで、教室の席は最前列で靖臣の席の隣。靖臣からは「カナ坊」と呼ばれている。

 話すときには語尾に「カナ」をつけて2回繰り返すのが口癖で、靖臣から「2回言うな」とよくつっこまれる。

 病弱なため身長139cm・体重29kgしかなく、入退院を繰り返しているが、それにもめげず逆に入院自慢や「入院中に仕入れたおばあちゃんの知恵袋」を披露したりしており、彼女の境遇を知る人々からは尊敬されている。

 

©Marron
尼子崎 初子(あまこざき ういこ)

 奈々坂学園2-B。靖臣とは1年の時からのクラスメイトで、若菜とは大親友。教室の席は靖臣の後ろ。

 跳ね髪・眼鏡・爆乳と三拍子そろった美少女だが、奇抜な思いつきで行動する靖臣以上のトラブルメーカーで、商店街では「暴れん坊ういちゃん」と恐れられている。

 1年の頃は演劇部に所属していたが人数不足により廃部となった。奈々坂神社の一人娘で、よく巫女姿で出歩いたりしている。

 

©Marron
小泉 ひより(こいずみ ひより)

 奈々坂学園出身で、現在は21歳。一ツ坂大学の3年生で児童文学を専攻している。

教育実習生として母校にやってきて、靖臣達がいる2-Bを受け持ち、「ひよ先生」「ひよひよ」と呼ばれる。担当教科は国語。

 見た目は美人の大人の女性なのだが、かなりのドジっ娘である。

 「くしゅ〜」が口癖で、笑うときは「くしゅふふふ〜」、くしゃみは「くしゅん」となる。お尻が大きいのが特徴とされているが、指摘されると凹む。

 

《製作スタッフ》

クリエイターの情報

原画 岩舘こう
シナリオ 竹井10日
音楽 LOOM
歌手 YUIKO(OP曲「さよならを空に」、ED曲「癒」「Everlasting Flower」)
その他 竹井10日(企画、スクリプト) , すめらぎこう(彩色)

※ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価。

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・怒涛のギャグで進んでいくシナリオ

・ほぼ全キャラクターに口癖がある

キャラクターボイス無し

・Windows10で起動する際は互換プログラム必須

・シナリオ以外は平凡か

 

 

©Marron

《総評》

本作の特徴はなんといってもキャラクターの濃さです。間違いなくこれです。

これほどまでに全ヒロイン濃いエロゲは初めてやりました。

日常パートに至ってはやってることはただのギャグマンガです。

濃いキャラクターたちが織り成す怒涛のギャグで進んでいく様は圧巻といえる反面、昨今のゲームに比べて奇人変人っぷりが目立つので、ナニコレ・・・?と引いてしまう可能性もあるかも。

良くも悪くも濃いキャラクターたちを受け入れられるかどうかが、このゲームを楽しめるひとつのポイントになるでしょう。

 

絵、音楽は平凡。システム面も20年以上前のゲームですし、互換プログラムを使ってようやく一通り不自由がなくなる感じです。

 

しかし、シナリオに至っては前述のとおりハイテンポで進んでいく日常パートと、後半で明らかになるシリアスな展開は非常に上手く出来ていました。笑って泣ける作品として完成しています。

 

特徴的な口癖を持つキャラクターが非常に多いので、それが故にキャラクターボイスがないことが悔やまれます。(2001年発売だと思うと仕方ないか・・・)

 

姉萌えの元祖とも呼べる「すずねえ」を始め、魅力的なキャラクターが満載となっており、個人的にはクラスメイトのカナ坊が一番好きです。超かわいい。たまに無自覚に毒を吐いてるところもGood。

©Marron

また、この秋桜の空に」は通称:逆ONEとも呼ばれています。

なぜそう呼ばれているかは、「秋桜の空に」と「ONE~輝く季節へ~」という両作品をプレイすると非常にわかります。

プレイ前は逆ONEってどいうことだ?と思ってましたが、プレイ後は確かに逆ONEだったという印象です。

 

本作はDL版がないので、中古のパッケージ版を入手するしかないと思いますが、見かけた際はぜひ手に取ってみてください!

 

「こなたよりかなたまで」のレビュー

それは本来起こらないはずの出会いだった

あらすじ
―――――――――――――――――

あまり大きくない地方都市。そこにある一軒家に1人で住んでいる遥彼方。

両親は他界し天涯孤独の身だったが、そのことにめげる事無く丘の上の小さな学園に通いながら友達に囲まれ楽しく過ごしていた。


だが、彼方は末期のガンで余命幾ばくも無いことを医者に宣告される。


驚愕し混乱するものの、何とか心の平静を取り戻した彼方は1つの決断を下す。

可能な限りこの現実を守ろう、と。


そんな冬の朝、彼方が目を覚ますと何故か目の前に青い顔をして倒れている金髪の少女が居た。
とりあえず看病を始める彼方。
やがて目を醒ました少女クリスはとんでもない事を口走る。
自分は吸血鬼なのだ、と。


普通ならそんな話、一笑に付す所だったが、彼方は違った。

それを信じ、受け入れてしまう。それ以来、彼女と過ごすことになった彼方。


成り行きで始まったとはいえ、彼女との生活の中で、今の自分がやろうとしている事について考えさせられていく。

―――――――――――――――――

 

©2003 FC01/HQ/F&C

《ゲーム紹介》

今回は往年の名作こなたよりかなたまでをご紹介します。

 

シナリオを担当した「健速」出世作かつプロデビュー作でもある本作。

原画担当のしゃあによる柔らかめのタッチで描かれるキャラクターたちと、健速による死生観をテーマに書かれたシナリオは相性抜群。

また、12時間程度でサクッとクリアできるのも、本作の魅力の一つ。

 

主題歌の「Imaginary affair」は名曲と名高いので、曲だけでも聞く価値は十二分にあると思いますよ!

 

youtu.be

 

 

 

 

《登場キャラクター紹介》

遥 彼方(はるか かなた)
本作の主人公。高校3年生。
幼少の頃に母を、物語開始時から一年ほど前に父を亡くし、そして自分も末期のガンに身体を蝕まれ、担当医に「次の桜を見ることはできない」と診断される。
クリスに出会い、自身の「決断」の是非を深く考えさせられるようになる。



©2003 FC01/HQ/F&C
クリステル・V・マリー 春瀬みき

通称:クリス。
半永久の命を持つ吸血鬼(本人曰く、厳密には「吸血
」らしい)。
尊大な態度をとり、言葉づかいもどこか物々しい。
吸血鬼だけあって体力の回復や身体能力は人より遥かに秀でているが、それは夜間の話であって、昼間は人間と同程度の力しか出せない。曰く「吸血鬼の最後の生き残り」
様々な存在から追われており、逃亡中に体力が尽きて彼方の家に転がり込んだ。

 

©2003 FC01/HQ/F&C
佐倉 佳苗(さくら かなえ) 声:風音

主人公の小学校来の幼なじみ。
母親を亡くした事で他人を遠ざけていた彼方に声を掛け、彼の心を開かせた。
その当時から彼方に想いを寄せ続けている。
突然現れたクリスを恋人と勘違いし、激しく動揺する。

 

©2003 FC01/HQ/F&C
九重 二十重(ここのえ はたえ) 
声:一色ヒカル
クリスを追っている人外の者達を「狩る」役目を負っている人物。
転校生として彼方たちのクラスにやってくる。
クリスに対しては「餌」という認識しか持っておらず、互いに利害の一致する部分はあるが歩み寄る様子は一切ない。

 

©2003 FC01/HQ/F&C
鹿島 いずみ(かしま いずみ) 声:紫苑みやび

主人公が通院している「県立がんセンター」に勤務する看護婦。
年齢不詳で、実年齢の話題に触れるとはぐらかしたりやんわりと殺意を匂わせたりする。
大人の女性とは思えない軽い言動で周囲を和ませているが、それは常に死を目にする仕事面での顔であり、とても繊細な彼女本来の心を隠し守るための仮面でもある。

 

朝倉 優(あさくら ゆう) 声:香月

県立がんセンターに入院している少女。小学校6年生ながら入院歴は長い。
そのためか、同年代の子供と比べやや成長が遅れている。
自分の死で周囲を傷つけないために、親しい関係を築くまいと数年間ほとんど誰とも口を利かなかった。
しかし主人公の言動で考えを改め、現在に至る。祖父が唯一の家族である。

 

©2003 FC01/HQ/F&C
島田 耕介(しまだ こうすけ) 声:石原慎祐

彼方の無二の親友。空手の有段者で、体力に優れる。
同年代で彼方の病気の事を知っている唯一の人物である。
佳苗に片思いしているが、彼女の彼方への想いも知っており、
佳苗に想いを告げることはない。

 

《制作スタッフ》

原画 しゃあ
シナリオ 健速
音楽 I've
声優 春瀬みき(クリステル=V=マリー) , 一色ヒカル(九重 二十重) , 風音(佐倉 佳苗) , 紫苑みやび(鹿島 いずみ)
石原慎祐(島田 耕介) , 香月(朝倉 優)
(その他) , 東十条(その他)
歌手 KOTOKO(OP曲「Imaginary affair」) , モモイヒトミ(MOMO、桃井ひとみ)(ED曲 「こなたよりかなたまで」)
その他 弥七(ディレクター)健速(企画)

※ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

©2003 FC01/HQ/F&C

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価。

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・死生観全開のシナリオ。

・クリス以外のルートが弱い。

「Imaginary affair」は名曲。

 

©2003 FC01/HQ/F&C

 

《総評》

かれこれ20年近く前の作品であるにもかかわらず、未だに名作と謳われている作品ですが、実は結構とっつきにくい作品かもしれません。

 

というのも、ゴリッゴリの死生観モノだからです。

主人公が末期がんに侵されていて、余命幾ばくもない。それがこの話の大前提です。

なので、否応なしに「生きることとは?」「死ぬこととは?」というのを考えさせられます。

死生観モノは好きじゃないんだよなぁ・・・となると、おそらく本作は楽しめません。

 

次に、蛇足気味な要素と、取ってつけた感が否めないヒロインが何人かいること。

幅広いユーザー層に手を出してもらわねば、作品は売れないので仕方がないのですが、正直言ってファンタジー要素はちょっと強引だし、蛇足だったのでは?と思わざるを得ないです。

ヒロインもクリスと佳苗以外は個別ルートを用意するほどだったかな?とも思います。

 

それでいて全体のボリュームは15時間もかからず終わるという省エネ設計。

 

このような点から、こなかなは名作らしいぞ!と期待感高めで始めると肩透かしをくらった感じになると思うので、そんなに期待しちゃダメだぞっ!

 

いっそのことクリスルートの話だけにして、その他のヒロインは日常パートに組み込んもよかったかな・・・。それで作品の値段下げて売っていれば・・・

 

©2003 FC01/HQ/F&C

 

先ほども述べた通り、本作は死生観です。命と向き合うお話です。

とはいえ、現実ではあり得ない話なのです。

なので、自分と照らし合わせて考えるというよりかは、「死と向き合って決断していく主人公を見る」というだけの話なんですよね。

 

その姿を見て、単純に美しいと思えるかどうか、だと思います。

理屈ではなく、感覚としてビビビッとくるものがあるかどうか、みたいな作品かもしれません。

 

健速氏が綴る文章と、しゃあが描く柔らかく温かいキャラクター。そしてKOTOKOが歌う主題歌の「Imaginary affair」。

この3点は非常にキレイに混ざり合っており、この作品ならではという雰囲気を感じ取れます。

 

季節的にも冬の話なので、今の時期やるとちょうどいいかもしれませんね。

 

 

このホームページでは一部、エフアンドシー製品の画像素材を加工・引用しています。
また、これらの素材を他へ転載することを禁じます。
FANDC.CO.JP banner1

 

 

 

 

「2人きりの世界を願ったら。 ―Remember second―」のレビュー

あらすじ
―――――――――――――――――
ある日、僕は願った。
世界が君と僕だけの世界になればいいのに、と。

翌朝、僕の願いが届いた。
僕らの周りの人たちが一斉に姿を消した。

そして、僕は悟った。
人類は僕の願い通りに、君と僕以外を残して滅亡してしまったのだと。
―――――――――――――――――

 

《ゲーム紹介》

今回は「2人きりの世界を願ったら。 ―Remember second―」をご紹介します。

 

本作は、アトリエさくらTeam.NTRから2018年の3月30日に発売されたロープライス作品です。

あまり詳しくはないのですが、抜きゲーメーカーってことでいいのかな?と思います。Team.NTRがあるなら他のTeamもあるのかもしれませんが、ほんとに私は詳しくないので、逆に知ってる方がいたら教えてください(爆)

 

この作品は抜きに使えるかというと、使えなくはないと思いますが、おそらく真骨頂は泣けるシナリオだということでしょう。

 

Twitterにおいて、とある方がメーカーの使い魔かな?という勢いで布教活動しており、私もその布教活動の餌食となったのが本作を知った経緯です。

で、嗚咽するほど泣きました。びっくりした。

 

余談ですが、発売日の3月30日は私の誕生日と一緒だったりする。

 

 

登場キャラクター紹介

亮太(りょうた)
主人公。学園3年生。
心音とは小さいころからの腐れ縁で、友達以上恋人未満の仲。
亮太自身は心音が好きだが、なかなか気持ちを伝えられずにいる。

ある日何気なく「心音と二人だけの世界になればいいのに」と願ったところ、
それが実現してしまう。
内心焦りつつも、心音との生活にドキドキしていたりする。

カラダは大きいが、気持ちはウブな男子学生。

 

©アトリエさくら
心音(ここね)
亮太の幼馴染の女の子。学園3年生。
特技は絵を描くことと料理。苦手なのは勉強。
明るい性格で友達が多い。
亮太の好意に気づいている様子はないが、気が付くといつも一緒にいる。

突然二人だけの世界になったことで、心細さを感じている。
生活力がまるでない亮太の面倒をみることになる。

 

《制作スタッフ紹介》

クリエイターの情報

原画 かん奈(岩本幸子、如月かん奈)
シナリオ おんぼろ月
声優 姫乃木つばさ(心音)

※ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・どちゃくそ短い

・主題歌はなし

・刺さる刺さらないがキレイに分かれそう

 

©アトリエさくら

《総評》

さて、これは本当に短い作品です。

若干速読気味の私が、エロシーンはスキップ気味でプレイした結果2時間弱で終わりました。

その短い時間において上手に話がまとまっていたんじゃないかな、と思います。

 

正直に言って、絵はイマイチでした。

主題歌はありません。

BGMも印象に残ったのはなかったです。

 

ただひとつ、物語のテーマ性というか余計なことをせず、直球ど真ん中で泣かせに来たストーリーに私はハマりました。

この展開だって、ある意味どこかで既視感があるような話ですし、新鮮味はないかもしれません。

ましてや全力で泣きに特化している話なので、それがイマイチと感じてしまえばこの作品を褒めるところは少ないかもしれません。

 

でも、それでいいんじゃないかと。

元々ロープライスの作品でもあって、登場人物も少なくて、プレイ時間も短い。

そんな限られた状態であれば、奇をてらった変化球を投げるより、豪速球を投げちまう方が気持ちいいじゃないですか。

それが私には気持ち良かったんですよ。

見えた泣きの展開でも、それでいいんですよ。

 

深夜にプレイして、嗚咽するほど泣きました。

いい歳こいてこんな泣くか!?ってくらい泣いちゃった。

2時間弱で終わったので、プレイ後の心境は、良い感じの映画とか見て泣いてスッキリした感覚に近しいものを覚えました。

 

とはいえ、これはあくまで私の場合です。

正直、刺さらない人には刺さらないと思います。

刺さらなかったとしても、こういうの好きな人は好きだよねって思える作品だとは思いますので、みなさんもどうぞお手に取ってみてください。

「WHITE ALBUM2」のレビュー

どうしてこうなるんだろう・・・

あらすじ
―――――――――――――――――
冷たい風を震わせて、歌が聴こえてきた――

夕暮れの音楽室で俺が奏でるギターに合わせるように。
隣の教室で顔も知らない誰かが奏でるピアノに合わせるように。

屋上から響いてきた、鈴が鳴るように高く澄んだその声は、
バラバラだった俺たち三つの旋律を繋いでくれた。

始まりは、そんな晩秋。
そのとき、誰かが誰かに恋をした。

誰もが一生懸命だった。
誰もが強い気持ちで突き進んだ。
誰もが、ひたむきに、まっすぐに、正直に――
心の底で結ばれ、かけがえのない瞬間を手に入れた。

だからそのとき、誰かが誰かに恋をしてしまった。
一足遅れの、してはいけない恋を。

そして冬――降り積もる雪は、すべての罪を覆い隠し。
やがて春――雪解けと共に、すべての罰を下す。
―――――――――――――――――

 

《ゲーム紹介》

今回はエロゲ史に名を刻んだ名作WHITE ALBUM2をご紹介します。

 

本作はLeafから発売されているのですが、驚きなのは同ゲームのシナリオを担当した丸戸史明の持ち込み企画だったということです。

 

そもそも丸戸史明Leafの社員ではありません。

企画屋というシナリオライター集団に所属していた人間です。(今も所属しているかは不明)

 

そんな社外の人間が企画を持ち込んで、Leafが乗って、販売されて・・・と。

この時点でどんだけWHITE ALBUM2を書きたかったんだお前は。というのがわかります。

 

ちなみにタイトルにある”2”が示す通り、前作にあたる「WHITE  ALBUM」というゲームが1998年に同じくLeafより発売されています。

しかし、前作とストーリー上の接点は全くと言っていいほどありません。

BGMや前作の登場人物の名前が一部使われている程度ですので、ナンバリングタイトルと意識する必要性はないと思われます。

 

冬を舞台に繰り広げられる若者たちの恋愛と人生の物語。

主人公に共感するもよし、しっかりしろとブチ切れるのもよし。

プレイする際は、薬局で胃薬を購入してから臨むことを推奨します。

 

※本作は「introductory chapter」と「closing chapter」に分かれていますが、本記事では区別せずに「WHITE ALBUM2」とまとめた形でご紹介します。

 

 

 

《登場キャラクター紹介》

★「introductory chapter」から登場するキャラクター

 

北原 春希(きたはら はるき)
峰城大付属3年E組。前期クラス委員長。
軽音楽同好会所属。セカンドギター(雑用)担当。
特技は余計なお節介と非の打ち所のない説教と完璧な理論武装。成績はトップクラス。
本作の主人公。

 

©AQUAPLUS
小木曽 雪菜(おぎそ せつな)
峰城大付属3年A組。
ミス峰城大付属二年連続制覇中。三連覇の期待がかかる高嶺の花。

 

©AQUAPLUS
冬馬 かずさ(とうま かずさ)
峰城大付属3年E組。
窓際の席で常に居眠りしている、遅刻、サボリの常習犯にして、
大人はわかってくれない的な鬱屈を抱える、時代錯誤な不良娘。



★「closing chapter」から登場するキャラクター

©AQUAPLUS
杉浦 小春(すぎうら こはる)
峰城大付属3年A組。前期クラス委員長。元テニス部副主将。
真面目で堅実で、親身な世話と的確な助言が心地良いという、
言い方を変えれば誰かとそっくりな性格の少女。
身長を始めサイズは全体的に控えめだが前向きな積極性でカバー。

 

©AQUAPLUS
和泉 千晶(いずみ ちあき)
峰城大学文学部3年。
窓際の席どころか、ゼミ室に寝袋を持ち込んで熟睡している。
怠惰、無気力、依存症を絵に描いたような典型的な大学生。
要領がよく甘え上手なため、今までなんとか進級してきたが、
最近はさすがにゼミのレポートが増えてきたため進級が危ぶまれている。

 

©AQUAPLUS
風岡 麻理(かざおか まり)
開桜社という中堅どころの出版社に勤務している雑誌編集者。
若手と言うには語弊があるがベテランと言われる筋合いもないお年頃。
同期の中では男女関係なく一番の出世頭で、将来の編集長筆頭候補。

 

《製作スタッフ》

クリエイターの情報

キャラデザ なかむらたけし(NAK村、中村毅)
原画 なかむらたけし(NAK村、中村毅) , 桂憲一郎(桂枝毛) , 柳沢まさひで , 甘味みきひろ(サブ)
シナリオ 丸戸史明 , 企画屋(サブ)
音楽 石川真也 , 中上和英 , 松岡純也 , 衣笠道雄(豆田将) , 下川直哉(ED曲)
歌手 上原れな(OP曲「幸せな記憶」、ED曲「優しい噓」「closing」) , 津田朱里(ED曲「愛する心」「心はいつもあなたのそばに」) , 小木曽雪菜(ED曲「時の魔法」)
その他 二宮一雄(ディレクター、スクリプト) , 下川直哉(プロデューサー、音楽監修) , なかむらたけし(NAK村、中村毅)(企画) , 丸戸史明(企画)

※ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価。

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・天才・丸戸史明の最高傑作。

・ボイスを聞き飛ばしても50時間はかかる大作。

・THE三角関係。

 

《総評》

私は、主人公の春希に共感する部分が多々ありました。

共感してしまうが故に苦しいときもあれば、いや、お前それはダメだろ!と言いたくなる時もあったりして、いい具合にストーリーに引き込まれてました。

全く共感できないタイプの方もいるかもしれません。

そういう方の場合は春希に終始怒りをぶつけることになる可能性大です。クリアまでの50時間超怒り続けてください。

 

このゲームで1番恐ろしいと感じたのは、選択肢が出るタイミングです。

ストーリーに没頭して、この後どうなってしまうのだろうか、とか、こんな風になるんじゃないか、とか。

頭の中は、そういう状態になってるんですよ。気付かないうちにね。

要は傍観者になってるんです。

でも、でもね。急に出てくるんですよ、選択肢が。

大事なところで、選択権がプレイヤーに投げられるんですよ。

重い話って、他人事だから簡単に聞けたりするんですよ。

ストーリーに没頭しているときって、どこか他人事として脳が処理しているんだと思うんです。

それがね、急にこっちにパスを投げて来るんですよ。大谷翔平もびっくりの球速かつ正確無比のコントロールで。

ボケーっと構えていたグローブに、時速160kmの豪速球が入ってくるようなもんです。

そのおかげで傍観者だったはずが、物語の当事者へと引っ張り出される。

この仕組みのせいで、より心を揺さぶられ、さらに物語へと没頭させられるって感じです。いや、ほんとエグいて・・・。

 

©AQUAPLUS

 

本作は、良くも悪くも人生経験の有無でクリア後の感想が変わってくる作品だと思います。

おそらく発売当時にプレイしていたら、私は今よりも純粋だったので、もっと春希を軽蔑したり罵倒することができたかもしれません。

けれども、リアルホワイトアルバム2みたいなことをしでかした私にとって、春希の気持ちは痛いほどわかってしまいました。(一部のルートは春希を殴りたかった)

こんなに心理描写が上手だと、丸戸氏の経験談入ってるんじゃないか?と疑いたくなるほどです。

 

さて、途中から何を書いているのか若干わからなくなりましたが、なんとなくでもいいので、WHITE  ALBUM2って凄そうなゲームだなとか思っていただければ幸いです。

凄いです。エロゲ史において、ひとつの到達点にある作品と言っても過言ではないかもしれません。

 

悩んで、苦しんで、人を傷つけ、傷つけられて。

何度も挑戦と失敗を繰り返し、それでも足掻き続ける。

その手に最後に残るのはいったい何なのだろうか・・・