プレマルブログ

美少女ゲームの紹介、感想など。ネタバレには配慮してます。

「2人きりの世界を願ったら。 ―Remember second―」のレビュー

あらすじ
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ある日、僕は願った。
世界が君と僕だけの世界になればいいのに、と。

翌朝、僕の願いが届いた。
僕らの周りの人たちが一斉に姿を消した。

そして、僕は悟った。
人類は僕の願い通りに、君と僕以外を残して滅亡してしまったのだと。
―――――――――――――――――

 

《ゲーム紹介》

今回は「2人きりの世界を願ったら。 ―Remember second―」をご紹介します。

 

本作は、アトリエさくらTeam.NTRから2018年の3月30日に発売されたロープライス作品です。

あまり詳しくはないのですが、抜きゲーメーカーってことでいいのかな?と思います。Team.NTRがあるなら他のTeamもあるのかもしれませんが、ほんとに私は詳しくないので、逆に知ってる方がいたら教えてください(爆)

 

この作品は抜きに使えるかというと、使えなくはないと思いますが、おそらく真骨頂は泣けるシナリオだということでしょう。

 

Twitterにおいて、とある方がメーカーの使い魔かな?という勢いで布教活動しており、私もその布教活動の餌食となったのが本作を知った経緯です。

で、嗚咽するほど泣きました。びっくりした。

 

余談ですが、発売日の3月30日は私の誕生日と一緒だったりする。

 

 

登場キャラクター紹介

亮太(りょうた)
主人公。学園3年生。
心音とは小さいころからの腐れ縁で、友達以上恋人未満の仲。
亮太自身は心音が好きだが、なかなか気持ちを伝えられずにいる。

ある日何気なく「心音と二人だけの世界になればいいのに」と願ったところ、
それが実現してしまう。
内心焦りつつも、心音との生活にドキドキしていたりする。

カラダは大きいが、気持ちはウブな男子学生。

 

©アトリエさくら
心音(ここね)
亮太の幼馴染の女の子。学園3年生。
特技は絵を描くことと料理。苦手なのは勉強。
明るい性格で友達が多い。
亮太の好意に気づいている様子はないが、気が付くといつも一緒にいる。

突然二人だけの世界になったことで、心細さを感じている。
生活力がまるでない亮太の面倒をみることになる。

 

《制作スタッフ紹介》

クリエイターの情報

原画 かん奈(岩本幸子、如月かん奈)
シナリオ おんぼろ月
声優 姫乃木つばさ(心音)

※ErogameScape-批評空間-様より抜粋

 

《評価と点数》

※評価項目について※

シナリオ・・・話の構成、文章の読みやすさ、語句の使い方など。文章全般の品質と物語としての面白さにおける評価

作画全般・・・キャラクターや背景、イベントCGなど、全般的な絵の評価

ボーカル曲・・・OP曲、ED曲、挿入歌など、作中で使われた歌が入っている曲の評価

BGM・・・作中で使われたBGMの評価

システム・・・UI関係全般と演出、効果音などの評価

 

★☆★一言メモ★☆★

・どちゃくそ短い

・主題歌はなし

・刺さる刺さらないがキレイに分かれそう

 

©アトリエさくら

《総評》

さて、これは本当に短い作品です。

若干速読気味の私が、エロシーンはスキップ気味でプレイした結果2時間弱で終わりました。

その短い時間において上手に話がまとまっていたんじゃないかな、と思います。

 

正直に言って、絵はイマイチでした。

主題歌はありません。

BGMも印象に残ったのはなかったです。

 

ただひとつ、物語のテーマ性というか余計なことをせず、直球ど真ん中で泣かせに来たストーリーに私はハマりました。

この展開だって、ある意味どこかで既視感があるような話ですし、新鮮味はないかもしれません。

ましてや全力で泣きに特化している話なので、それがイマイチと感じてしまえばこの作品を褒めるところは少ないかもしれません。

 

でも、それでいいんじゃないかと。

元々ロープライスの作品でもあって、登場人物も少なくて、プレイ時間も短い。

そんな限られた状態であれば、奇をてらった変化球を投げるより、豪速球を投げちまう方が気持ちいいじゃないですか。

それが私には気持ち良かったんですよ。

見えた泣きの展開でも、それでいいんですよ。

 

深夜にプレイして、嗚咽するほど泣きました。

いい歳こいてこんな泣くか!?ってくらい泣いちゃった。

2時間弱で終わったので、プレイ後の心境は、良い感じの映画とか見て泣いてスッキリした感覚に近しいものを覚えました。

 

とはいえ、これはあくまで私の場合です。

正直、刺さらない人には刺さらないと思います。

刺さらなかったとしても、こういうの好きな人は好きだよねって思える作品だとは思いますので、みなさんもどうぞお手に取ってみてください。